サプライヤーからG+G、G+F、G+FF技術の必要性を問われる際、各方式の差異やご要件に適した選択が難しい場合があります。ここでは判断の手助けとなる概要を解説します。
G+G、G+F、G+FFの基本構造
LCD画面はカバーガラス(CG)、タッチパネル(TP)、表示画面の3部で構成され、G+G/G+F/G+FF技術はTP層に適用されます。
- G+G(Glass-Glass):CG + ITOガラス
- G+F(Glass-Film):CG + ITOフィルム
- G+FF(Glass-Film-Film):CG + ITOフィルム + ITOフィルム

1. GG技術(Glass-Glass)
G+G技術は保護用カバーガラスとセンサーガラスの二重ガラス構造を採用
- 耐久性:二重ガラス構造により耐スクラッチ性・耐衝撃性に優れ、過酷な環境での使用に最適
- タッチ感度:センサーガラスは高精度かつ高応答性を実現し、高級デバイスに適する
- 視認性:ガラス層による鮮明な視覚表現と高輝度特性
ただし重量が増加し脆性が高いため、特殊形状を要するデバイスには不向き
2. GF技術(Glass-Film)
G+F技術はガラスカバーと柔軟なプラスチックフィルムをセンサー層として併用
- 軽量性:G+G比で重量を削減し、携帯デバイスに理想的
- コスト効率:フィルム採用により生産コストを抑制し、性能と価格のバランスを実現
- 柔軟性:プラスチックフィルムが曲面設計を可能にし、応用範囲を拡大
ただしG+Fタッチスクリーンは耐久性・耐スクラッチ性が低く、通常はシングルタッチ機能に限定。耐干渉性にも難があり、マルチタッチ非対応
3. GFF技術(Glass-Film-Film)
G+FF技術はセンサーフィルム下に追加フィルム層を配置
- 精度:二重フィルム層により滑らかなタッチ入力と正確なスタイラス筆記を保証
- マルチタッチ対応:複雑なジェスチャー操作を容易に処理
- 形状カスタマイズ:柔軟なフィルム層が特殊画面形状への適合を実現
- 耐干渉性:優れた電磁妨害耐性により産業環境での信頼性を確保
ただしG+G比で光学的明瞭度がやや劣り、耐久性も低下する傾向
会社概要
Rjoytek(RJY Display) は2014年設立以来、 ワンストップLCD研究開発・販売ソリューションに注力。顧客が従来は多数のサプライヤー探索に多大な労力を要していた実態を受け、自社2か所のLCD工場を基盤に資源を統合。専門部門を設置し、LCD制御ボード・ソフトウェア開発・各種組立部品の調達を一括対応。現在ではLCD表示パネル・制御ボード・接続ケーブル・ソフトウェアサポート・ロゴカスタマイズ等を成熟した体制で提供。一括対応により顧客の時間とコストを大幅削減。これらは全てオプション対応であり、支援業務の依頼や、既存の成熟したサプライヤーチームとの協業による高品質LCD提供も可能
当社の強み: 完全カスタマイズ ソリューションに加えて、 他社製制御ボードの供給も可能であり、LCDスクリーンと合わせて当社から一括調達いただけます。ワンストップサービスが私たちの目標です。
- 製品サイズ・タッチスクリーン・デジタルケーブル・制御ボードなど、多岐にわたるカスタマイズに対応;
- ISO9001、ISO45001、REACH、CEなど、各種製品認証及び工場認証を取得;
- 2つの自社工場により、短納期かつ迅速な生産体制を実現;
下記項目ご要望の場合はご連絡ください
- OEM・ODMプロジェクト
- 太陽光可視LCDディスプレイのカスタマイズ
- TFT LCDディスプレイインターフェースのカスタマイズ
- LCD制御ボードのカスタマイズ
- LCDタッチスクリーンのカスタマイズ
- 小ロットTFT LCDパネル購入